COLUMN

健康に不安がある経営者が生命保険を活用するポイント

持病があったり過去に大病を患った経営者が生命保険を検討する際に注意すべき点を解説します。

引受基準緩和型の保険

最近、各生命保険会社が加入する際の条件を緩和した、いわゆる「引受基準緩和型」の生命保険を発売しています。

 

この保険は確かに加入はし易い保険ではありますが、一般の保険と比較をして加入出来る上限金額が制限されていたり、保険料が割増になっているために、普通の生命保険と比較をすると決して良い条件ではありません。

 

持病の治療状況や過去の大病の状況によっては、一般の生命保険に加入出来るケースもありますので、安易に引受基準緩和型の保険を選択せずに、加入時における各社の診査・告知基準や、保険会社が引き受ける際の特別条件(保険金削減・保険料割増)などを総合的に判断をして検討されることをオススメいたします。

 

さらに引受基準緩和型の保険についても、各社微妙に条件が異なります。特に既往症の扱いについて判断が異なるために、保険契約は出来ても実際の保険金支払時に支払われないという可能性もありますので、くれぐれもご注意ください。

 

特別条件

一般の生命保険に加入する際に、持病や過去の病歴によっては、契約する内容に一定の条件が付くケースがあります。

 

一定期間の保険金額を削減する条件や保険料が割増になる条件、さらにはケースによっては両方の条件が付くケースがあります。

 

これも保険会社によって、条件が異なりますので、持病をお持ちであったり過去に大病をされた方は、幾つかの保険会社で事前に診査を行い、各保険会社の条件を出させることをオススメします。

 

さらに経営者が注意しなければならないのは、事業のための保障を確保するケースにおいて生命保険を検討する際、保険会社によっては特別条件が付帯されると、他保険への変換や払済保険への移行が出来ない保険会社があります。

 

経営状況の変化に応じて、見直しが自由に出来る保険会社を選択しておく方が無難ですので、目先の特別条件だけで判断をせずに総合的に判断されることをオススメします。

 

まとめ

健康状態に不安があってもなくても、経営者に生命保険が必要なことには全く変わりはありません。ただ、その生命保険をどのように活用するか?は慎重に検討をする必要がありますし、各保険会社の加入条件をしっかりと確認して下さい。

 

保険会社によっては、無条件で一般の保険に加入出来るケースもありますので、ご興味のある方は弊社までお問い合わせください。

 

<文責>

株式会社FPイノベーション

代表取締役 奥田雅也

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